恋とは、いったい何者なのでしょう。
これから恋をしますよ。
などと予告されるものでもなく、ましてや恋の教科書などがあって教わるものでもないのです。
まるで職人のように経験と感性こそが恋の指導者なのかもしれません。
『恋。それは私たちの魂の中にある最もピュアな部分が見知らぬ世界へ向かい抱く清らかな憧れなのです。』
この言葉を残したのはフランスの女流作家である『ジョルジュ・サンド』です。
ショパンの恋人ということで名前が知られた女性でもあります。
ジョルジュ・サンドの作品で『愛の妖精』という小説があります。
『愛の妖精』は男女の三角関係を書いたピュアで美しく、そして悲しい物語です。
三角関係の描写とともに、美しい田舎の風景も描かれ、目を閉じれば鮮やかに彩られた風景がみえるようです。
恋とはいったい何者なのか、止めることができない想いと、理性との間で悩み葛藤し、それでも人を愛さずにはいられないサンドの描いた愛の世界は多くの人が共感できるもの。
ショパンはサンドと出会ったことで、婚約者を裏切りサンドと共に逃避行します。
サンド自身、後ろめたい想いもある中で、ショパンへの愛を止めることができなかったのでしょう。
愛というピュアな想いの前に止める術はなかったのでしょう。
サンドの信念と真っすぐな想いが感じる言葉です。
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