彼がいないだけで、世界の色が一気に変わってしまった。
太陽も、人々の笑顔も、友達も、家族も、おいしいご飯も、
今の私には何も響いてこない。
この色あせた世界に、生きていく意味なんて、あるのだろうか。
彼のいない世界で、私は何を楽しみに、生きていけばいいのだろう。
誰か教えてほしい。
携帯が鳴るたびに、ハッとする。
もう、彼から、連絡がくるはずないのに。
彼からもらったものは部屋に溢れているし、
サザンを聞けば彼を思い出すし。
幸せだった。
彼に抱かれながら、私はこの瞬間のために、
生まれてきたのかもしれない、と思った。
愛し、愛される喜びを知った。
この思い出だけで、この先ずっと生きていける、と思ったこともある。
でも、私は彼のいない世界では生きていけない。
生きていたくないのだ。
明日なんて、こなければいいのに。
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